ニキビ跡が半年経っても消えない!とお悩みの声をよく聞きます。顔など目立つところに残っていると、もう最悪ですよね。背中のニキビ跡も夏場に困ります。
そこで、このページでは半年以上残っているニキビ跡の原因と早くきれいにする方法をまとめました。
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ニキビ跡の種類と消えるまでの期間
ニキビ跡の種類によって、きれいになるまでのおおよその期間を示しておくと、
・赤みが残ったニキビ跡・・・1~3か月
・茶色や紫色が残ったニキビ跡・・・半年~1年
・凸凹になったニキビ跡・・・外科治療しないと消えない
となります。
半年経っても消えないニキビ跡は、茶色などに色素沈着したものか、凸凹ができてしまったものであると考えられます。稀に、肌の状態によって、赤いニキビ跡でも完全に消えるまで半年近くかかることがあります。
ケアの仕方によって、消えるまでの期間は短縮できます。種類別に順に見ていきましょう。
赤みが残ったニキビ跡
3か月もすれば自然に消える、その理由
ニキビができると患部に毛細血管が増えて血液が流れにくくなり、膨れて赤く腫れてきます。炎症がなくなると次第に皮膚は平らになりますが、血流はなかなか改善しません。この血管や血液の停滞が肌の上から赤く透けて見える、これが赤みの正体です。
赤いニキビ跡はターンオーバーで古い皮膚が新しい皮膚に生まれ変わっていくことによって、自然と薄くなって消えていきます。ターンオーバーの周期は約1か月ですので、3か月もすればほとんどの赤いニキビ跡はきれいになります。
半年近くかかることもあります
ただ、ターンオーバーが乱れていたり、ニキビの炎症が治まるのが長引いたりすれば、赤みが見えなくなるまで3か月以上半年近くかかることがあります。この場合は炎症を抑えたり、ターンオーバーを正常化するケアをすることで、ニキビ跡が早く消えることがあります。
ニキビの炎症を抑えるのに有効とされているのが、ビタミンCです。ビタミンCが配合されている化粧品やクリームを毎日塗ってケアを続けていきましょう。浸透しやすいビタミンC誘導体入りのものであれば、なおいいです。
ターンオーバーを正常に戻しましょう
ターンオーバーを元に戻すには、肌の保湿から取り組むことが結果的にはいちばん早くて効果的です。保湿成分がたくさん含まれているクリームなどで地道にケアしていきましょう。ビタミンCにもターンオーバーを改善する機能があるので一石二鳥です。保湿に力を入れているニキビケアクリームとしてルフィーナが有名です。
これらのケアをしてもあまり改善の兆しが見られず半年以上経過したときは、なにか他の要因も考えられます。皮膚科などで診察を受けることをおすすめします。
茶色や紫色が色素沈着して残ったニキビ跡
半年以上かかりますが、もう少しの辛抱!
ニキビができると毛細血管が増えると書きましたが、それらの毛細血管が破裂して血液が空気に触れて変色してとどまり色素沈着を起こしたのが紫色のニキビ跡です。そこにメラニンが発生して日焼けにより定着したのが茶色のニキビ跡です。
色素沈着のニキビ跡もターンオーバーで徐々に色素が排出されて、きれいになっていきます。赤いニキビ跡より皮膚の奥にあるので時間はかかって半年~1年を要します。ニキビ跡が半年以上残っている!というときも、色素沈着のニキビ跡であれば、もう少しの辛抱です。ターンオーバーの働きに期待しましょう。
やはりターンオーバーの正常化。美白化粧品もおすすめ
しかしなにかの要因でターンオーバーが乱れてしまうと、色素沈着が長引き、シミになって消えなくなるおそれもありえます。したがって赤いニキビ跡のときと同様にターンオーバーが正常に機能するように保湿クリームなどでケアするか、メラニン排出に効果があるものや肌の美白に効果的な化粧品を使うと、ニキビ跡が早く消えることに役立つでしょう。ハイドロキノンが含まれている化粧品などですね。ビタミンCも美白に効果があります。
ピーリングするのもあり
また、サリチル酸を肌に塗って古くなった角質を剥がれやすい状態にすることでターンオーバーを早めたり正しく行われるようにするピーリングも、選択肢の中に入ります。半年を越えて1年近くニキビ跡が残っているときは、シミになっているか、なりたてであることが多いので、早めのピーリングが効果的です。但し肌が弱い人は荒れるおそれがあるので、要注意です。
凸凹になったニキビ跡
半年どころかずっと消えないので、皮膚科で診てもらいましょう
ニキビの炎症が深刻になると、皮膚のいちばん奥の真皮まで傷ついてしまいます。真皮はターンオーバーで細胞が生まれ変わることはまずないので、傷が半年どころかずっと残ってしまいクレーターのような凸凹なニキビ跡になります。
コラーゲンを増やす効果のあるビタミンC誘導体やプラセンタを含んだ化粧品で長期的にケアして治った!という声も聞きますが、皮膚科でレーザー治療を受けて治していくのが一般的です。
まとめ
ニキビ跡が半年も消えないで残っているのは、色素沈着による茶色や紫のニキビ跡か、クレーターのような凸凹のニキビ跡である場合がほとんどです。自然に治っていくことが大半ですが、ルフィーナなどのニキビケアクリームでターンオーバーを促したり、美白化粧品を使ったり、ピーリングを行ったりするのもニキビ跡を消すのを早めるには有効です。凸凹になったニキビ跡のときは皮膚科で早めに診てもらいましょう。